腫瘍(ガン)

腫瘍(ガン)

診断!診断!そして診断!

スライド11


院長の萩森です。

最近、急患や重病の子たちが続きブログを書けていませんでした。というような、よくある言い訳をせずにコツコツと情報を発信できればと思います。

 

今回は腫瘍の診断についてです。

がんだけでなく、心臓病・皮膚病・アトピー・ホルモン疾患・消化器疾患・神経疾患など ‘病気’ をきちんと治療するためには、まずはどのような病気なのかをきちんと診断しないといけません。特に、腫瘍(
がん)という病気はそれがどのような腫瘍なのかが分からないと何も始まりません。

当院では、よく腫瘍のセカンドオピニオンで来院される方や電話相談を受けます。例えば、、、

 

飼い主さん『先日、うちの子ががんかもしれないと言われたんですが、どうすればいいですか?』

私『どんな腫瘍ですか?』

飼い主さん『えっと...』

私『細胞診や病理検査で、どんな腫瘍か診断されましたか?』

飼い主さん『たぶん、していません。。。』

 

というような会話がほとんどです。

腫瘍の診断があり、その先に治療方法の選択があります。診断があって初めて治療のスタートラインに立てます。

まずは、戦う相手(腫瘍の種類)を知りましょう。そして、使える武器(治療方法)を選びましょう。

それが腫瘍・がん治療のゴールドスタンダード(常識)です。 

 

次回は、やっぱり診断が大切だと感じた例をご紹介します。

題名は 〜それって本当にイボ?〜 です。

 

また、その次に診断(細胞診)の方法を実際の動画を交えて紹介していきたいと思います。

《がんで苦しむ犬、猫がいなくなればいいのに》という思いを込めて!   獣医師 萩森