ムシムシする時期に多い耳の病気!

 
 
最近台風の影響で
雨が降ったりと少し寒くなってきましたが、

まだまだムシムシが残るこの時期に多い、耳の病気を今日はご紹介します!

 

それは...外耳炎





という耳の病気です!

まず、外耳炎とはどのようになるのでしょうか?

正常な耳のわんちゃんと外耳炎になってしまったわんちゃんの耳の写真をご紹介します!



 

 

 

 

左が正常な耳、右が外耳炎と診断されたわんちゃんのお耳です。
耳が赤く腫れ上がり耳を頻繁に掻くと言う症状が多いです。
原因は様々ありその中には
犬種的になりやすい犬います。

某、保険会社の外耳炎による
保険金請求が多い犬種も以下の左側のように発表されています



 

 

 

 

 

トリバー系やコッカー・スパニエル系など、耳が垂れている犬種が多いです。 

湿気に弱い犬種は、梅雨時期に外耳炎を発症する場合もあります。
その他フレンチブルドッグやパグ、柴犬など皮膚が弱い子もかかりやすいですね。

また、トイプードルなど耳道に毛が生えている犬種だと、

毛を抜く際に耳道を傷つけてしまい、外耳炎につながることもあります。

その他にも...

  • 食事アレルギー
  • 毛や植物、砂、綿棒の先などの異物
  • 耳の腫瘍、耳のポリープ
  • 耳ダニの寄生
  • 内分泌疾患

など、原因はたくさんあります。

外耳炎は再発しやすい病気であることも有名です。

治療を始める前に、獣医師と十分に話し合い

原因が何であったかを知ることも、再発を防止する方法の一つです

そんな、なってしまうと思った以上に

治療費がかかり治りも遅いので
通院にも大きな負担がかかってしまう外耳炎

早期発見で酷くなる前に見つけよう

外耳炎の症状について幾つか挙げてみます

 

  • 耳が赤い
  • 頭を振る
  • 首の後ろ、耳の後ろを痒がる
  • 顔、首が傾いている
  • 耳が腫れている
  • 耳からクサイ臭いがする
  • 粘液やクリーム状の耳漏が出ている
  • 耳を床に擦りつける
  • 耳や顔を触られるのを嫌がる
  • 食欲が落ちる
このような症状が見られた場合早めに病院にお越しください
 
 
外耳炎と言っても酷くなり悪化すると
耳道が腫れて狭くなったり
骨が変形してしまうことも、
塞がってしまった場合は手術が必要になる場合もあります。
 
さらに...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

上の図のように

外側である外耳中耳内耳と進行し
 
最終的には脳まで到達し
脳炎


と言う恐ろしい病気を引き起こし
死に至ることもある、悪化すると恐ろしい身近な病気です。
 
外耳炎と診断されると症状の酷さにもよりますが、
基本的にはの毎日の飲み薬と耳のお掃除をしてもらいます。
 
その際にお家で耳のお掃除が出来ないわんちゃんには2日に一度程度、
病院に来ていただかないといけません。
(症状のひどさにより前後します!)
ですので、お家で耳のお掃除ができるととても飼い主さんにとって楽だと思います。
 
次回はその耳のお掃除方法について説明させて頂きます
ムシムシした季節もあと少し
毎日元気に過ごしましょう
 
 
看護師:岡本