機械/病院/検査

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検査機器のご紹介《尿検査編》

看護師の榎本です
 
 
少し間があいてしまいましたが、今回は《尿検査機器》についてご紹介します
 
 
随分と前に獣医師の梶村から検査について、看護師の岡本から採尿方法、看護師の和泉から膀胱炎についてお話させていただきました!
 
 
 
当院では、尿検査を細かく分けると3段階で行っています 
試験紙による尿に含まれる成分の検査
尿比重
尿沈渣
 
 
 
 

①この検査では尿にたんぱく質や糖が出ていないか?や尿のpHはどうか?など尿の成分が分かります。

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試験紙に尿を滴下し、決まった時間が経過した時点での色の変化をみるため、きわどい色である場合、みる人によって結果が異なってしまう場合があります。
当院では、機械で色の変化の判定をしているので、人によって結果が異なるということがありません
 
 
②水みたいな薄い尿をしているということを耳にしたことがありますが、これは尿比重をみることで分かります。
水の比重は1.000なので、この値に近いと薄い尿をしていることになります
 
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矢印のところに尿を滴下し、反対側からのぞくことで、数値を知ることができます。
 
 
③尿沈渣は尿を遠心管にいれて、低速で遠心したときに沈んだ物質(赤血球、白血球や細胞や結晶成分など)を顕微鏡でみています。
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お持ちいただく尿は、出来れば新鮮なものの方が検査結果も正確に出るので良いです
ただ、どうしてもお時間があいてしまう場合などもあるかと思います。その場合は冷蔵庫で保存しておいてください

 
 
採尿がなかなか難しいということをお聞きすることがあります。
ご相談にのらせていただきますので、気軽にお声かけ下さい
 
 
看護師 榎本