手術/消化器疾患

手術/消化器疾患

お腹がパンパンです…(閲覧注意)

獣医師の梶村です。

これはあるワンちゃんの胃の中に入っていたものです。
DSCN9645

今回は誤食により、手術を実施したワンちゃんを紹介します。

7歳のルルちゃんです。
一ヶ月前に帝王切開して、5匹の仔犬の母親になったところです。

image

ルルちゃん、お留守番している間にお芋のお菓子とその他諸々を大量に食べてしまい、嘔吐を繰り返していました。
いつも元気なルルちゃんも、さすがにぐったりしていました。

これがお芋のお菓子です。脱酸素剤も入っています。
26

触っただけでお腹はパンパンで、レントゲンを撮ってみるとこんな感じでした。

06

54

青い線で示した部分が胃です。
かなり拡張しています。
白く映っているものは…

09

脱酸素剤でした。

血液検査では重度の膵炎にもなっていました。

先月帝王切開したばかりなので、できればお腹を開けずに便として出てくれればよかったのですが、1日経ってもレントゲンではほとんど胃の拡張は変わらなかったので、胃切開を行いました。

以下手術の画像があるので、苦手な人は注意してください。

お腹を開けてみると…

DSCN9625

DSCN9628

レントゲン通り、胃がパンパンです。

胃切開します。

DSCN9629

DSCN9631

溢れんばかりの芋のお菓子です。

芋のお菓子を少しずつ取り出します。

DSCN9633

脱酸素剤も取り出しました。

DSCN9636

取り出したものすべてです。

DSCN9645
 
かなりの量です!
これを見ると、やはりお腹を開けなければ危なかったですね!

閉腹です。
今回は胃がかなり拡張していたため、上から下まで広く開ける必要がありました。

DSCN9653

体重は術前が8.5kgで、術後が7.8kgでした。
胃の中に700gも入っていたのです!
術後はすぐに元気も出てきました。
やはりお腹がパンパン過ぎて、しんどかったのでしょうね。

2017-06-16-18-30-19

2017-06-16-18-29-48

ルルちゃん元気になって良かったね!

ワンちゃん、ネコちゃんの行動を完全に予測するのは困難です。
なので食べ物や紐などの異物は、勝手に口に入れないように徹底的に管理しておく必要があります。 
また一度誤食した子は高確率で繰り返す可能性があるので、 注意しましょう!

獣医師 梶村


かもがわ動物クリニック

 

アクセス

出勤表

お問い合わせ

TEL