中毒疾患

中毒疾患

食べては危険!!植物の種類

看護師の和泉です。

 
 
今年は春がなかったのかな?というような気候で、気づけばあっという間に夏が近づいていますね!
 
草花も陽射しを浴びて、元気に咲いているのをよく見かけます!
 
 
 
 
さて、少し前の話ですが、「家の植物を誤って食べてしまった…」というわんちゃんや、猫ちゃんがいました。
 
 
お家の中の観葉植物や、お外での咲いている植物など、私たちの身の回りにはたくさんの植物があります。
 
 
実は植物には、わんちゃんや猫ちゃんにとって、中毒を起こしてしまう植物があるのを知っていますか?
 
 
 
死に至る恐れのある、重大な中毒症状を起こしてしまう植物があり、わんちゃんや猫ちゃんにとって非常に危険です。
 
 
特に危険なのが『ユリ科』の植物です。
 
 
 
 
●ユリ
 
特に球根に毒性が高く、少量でも腎臓に大きな影響を及ぼし、腎不全になる恐れがあります。
その他に視覚障害や、全身麻痺などの症状も引き起こします。
 
猫ちゃんにとっては猛毒で、わんちゃんや猫ちゃんに与えてはいけない食べ物であるタマネギも、ユリ科の多年草にあたります。
 
 
 
 
●チューリップ
 
全ての部位が有毒で、心臓毒であるツリピンという成分を含み、瞳孔拡大、めまい、嘔吐、下痢、血便、呼吸困難などを引き起こします。
 
 
『ヒガンバナ科』
 
 
 
●ヒガンバナ
 
全ての部位が有毒で、嘔吐、下痢を引き起こし、酷い時は中枢神経の麻痺を引き起こします。
 
 
 
 
●スイセン
 
全ての部位が有毒で、特に球根が危険。
下痢、腹痛、よだれ、血圧低下を引き起こします。
 
 
 
 
 
 
このほかにも、アサガオ、アジサイ、キキョウ、シクラメン、スズラン、ツツジ、パンジー、ポインセチアなどが有名です。
 
 
これら以外にも、たくさんの植物が中毒を引き起こす可能性があるので、植物の誤食は非常に危険です。
 
 
 
 
お家の観葉植物や、お外での散歩など、間違えて食べてしまわないように気をつけてあげてください!
 
 
また、もし間違えて食べてしまった場合は、すぐに病院までご来院くださいね!
 
 
 
 
 
看護師 和泉