本日の一症例

元気がない、ぐったり/食欲がない/血尿、尿が出ない/陰部からの排液

生殖器科/外科

猫の子宮蓄膿症

動物
種類 Mix(雑種)
性別
年齢 5歳
地域 京都市北区
症状/病態 ペットシーツに血がついていた、食欲元気低下
考えられる病気 子宮蓄膿症、膀胱炎、腎盂腎炎、外傷など

2、3日前から食欲元気が低下しており、ペットシーツに血が付いていた、とのことで来院。

身体検査にて、陰部からの排液を確認。体温は39.5℃と発熱していた。

排液のスタンプ検査では多量の桿菌と、好中球が認められた。

血液検査では、白血球の上昇が認められた。

また腹部エコー検査にて、子宮内に濁った液体を確認。

子宮蓄膿症と診断した。

 

抗生剤と静脈点滴を開始。

その日のうちに、卵巣子宮摘出手術を実施。

術後数日で、食欲元気が回復し、すっかり元気になった。

 

猫では犬よりも子宮蓄膿症は起こりにくいですが、上記のような症状がある場合には、急いで病院に連れて来てください。

診断名