本日の一症例

口が臭い、口を触るのを嫌がる

歯科(歯の病気)

歯石除去

動物
種類 ミニチュア・ダックス
性別 去勢済みのオス
年齢 4歳3ヶ月齢
地域 京都市北区
症状/病態 口が臭い、歯石や歯垢がついている、歯肉が赤い
考えられる病気 歯周病(歯肉炎や歯周炎)

歯垢、歯石の除去で来院されたミニチュア・ダックスです。

写真からもわかるように、歯の所々に茶色い歯垢が付着しており、また、奥歯(臼歯)に

歯石が付いてしまっていることが分かります。

 

健康な歯肉と歯の溝、いわゆる歯周ポケットに歯垢や歯石が溜まってしまうと

歯肉炎となり、さらにそのまま治療せずに放置すると、細菌やその毒素が歯肉の

深部に侵入して、歯と歯肉を繋いでいる接合上皮と呼ばれる組織が消失し、歯周炎に

進行してしまいます。

 

歯垢は、ブラッシングで取れることはありますが歯石は取れないため、今回の歯石除去で

それらを取り除きます。歯垢・歯石の除去(スケーリング)と歯面の研磨(ポリッシング)を

行なった後が次の写真です。

 

歯垢・歯石ともにきれいに取れました。

 

今後は、再び歯が汚くならないように日々のケアとして歯のブラッシングを行うことを

予防のためにおすすめします。

 

歯科ページへ