皺壁性皮膚炎(シワによる皮膚病)
病態
皺壁性皮膚炎とは、構造上、皮膚と皮膚が擦れてしまい、慢性的かつ再発性の皮膚病です。
シワの部分は湿っており、また涙、唾液、皮脂が溜まりやすい事もあって、微生物が増えやすい環境にあり、二次的に膿皮症やマラセチア性皮膚炎を引き起こす事があります。
症状
顔面、口唇、外陰部、尾部などのシワやたるみに赤み、痒み、じゅくつきが起こります。
診断
シワの部分に炎症が起こっていないかを視診で確認し、スタンプ検査にて細菌やマラセチアなどの感染がないかを確認します。
治療
抗生剤、抗真菌剤、ステロイドなどの塗り薬、内服薬などを使います。
炎症が治った後は再発しないように、シワの部分を清潔に保ちます。
内科的に治らない、もしくは再発を繰り返すようなら、外科的にヒダを切除する方法もあります。