肢間炎(足裏皮膚炎)
病態
四肢の指の間に起こる炎症です。
指の間は蒸れやすくデリケートな部分で、気になると舐めやすく、炎症が起こりやすい場所です。
原因は汚れや蒸れによる皮膚バリアの低下、細菌感染によるものや、散歩中に虫に刺される・異物を踏むなどによるもの、ストレス性の舐め壊しやアトピー性体質が考えられます。
症状は発赤、痒み、腫れ、発疹、脱毛、舐めるなど、炎症のサインが見られます。
診断
問診と視診、スタンプ検査(皮膚表層の細胞・細菌などを採取して染色し、顕微鏡で診る)をします。
治療
炎症や感染に対する内服薬(抗生剤・炎症止めなど)の投与、外用薬(塗り薬)または薬用シャンプーを使用します。また、エリザベスカラーなどを使用して、舐めないようにすることも大変重要です。
足裏のバリカンなどを定期的に行い、足裏を清潔にし、蒸れに気を付けることも重要です。
自宅で足裏バリカンを行えない場合は、お気軽に来院ください。