京都市北区にある動物病院「かもがわ動物クリニック」

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ヒトと同様年をとるにつれて、がんのリスクも上昇し、死亡率の上位を占めます。特に、7歳を超えた頃から急激にがんの発症率は上昇します。リンパ腫、肥満細胞腫、乳腺腫瘍(乳がん)、血管肉腫、組織球肉腫、口腔内腫瘍、悪性黒色種(メラノーマ)など様々な腫瘍(がん)がみられます。 詳しくは犬と猫のがんについてのページをご覧ください。

心臓の筋肉や弁に変性がみられ、血液の循環障害が起こります。特に、小型犬では僧帽弁閉鎖不全症という病気がよくみられます。大型犬の拡張型心筋症や猫の肥大型心筋症なども注意が必要です。 心臓病の初期症状はわかりにくく、「昔より疲れやすい」、「昔より歩きたがらない」など加齢による変化とあまり区別がつかないこともあるため注意が必要です。シニア期に入ったら一度聴診・超音波検査などを行い、早期発見を心がける必要があります。

加齢に伴い腎臓の構造と機能が徐々に低下していきます。主な初期症状としては、飲水量の増加があげられます。
特に高齢猫ではよくみられ、10歳前後の猫の10頭に1頭、さらに15歳にもなると3頭に1頭が腎不全に罹っているといわれています。日頃から飲水量や尿の量に注意してください。

関節の軟骨や周囲組織に変化がみられ、関節炎が起こります。大型犬では股関節や肩関節に、小型犬では膝関節に多くみられます。 また、猫の場合は特に症状がわかりにくいことが多く、加齢による変化とあまり区別がつきません。最近の報告では5歳以上の猫の約80%に、10歳以上の猫のほぼ全頭に変形性骨関節症が潜んでいるといわれています。

歯石の付着、また唾液の量が減ることで歯周炎が進行します。たかが歯と思われがちですが、歯周病菌が心臓病・腎臓病・肝臓病、肺炎、膵炎などを引き起こすことがあります。

脳下垂体、甲状腺、副腎などのから分泌されるホルモンは、生命の維持に欠かすことのできない大切な役割を担っています。これらの臓器に何らかの異常が起きて、ホルモンの分泌が増えすぎたり減りすぎたりすると、体にさまざまな不調が起こります。
犬では副腎皮質機能亢進症(クッシング症)、甲状腺機能低下症が多く、猫では甲状腺機能亢進症がみられます。
ホルモンの病気の特徴として、症状がさまざまで異常であると気づきにくいということがあります。よく食べる、食が細い、肥満、体重減少、活発、あまり動かない、水よく飲むなども症状の一つです。
例えば、甲状腺機能低下症などは、おとなしいや肥満なども症状の一つで、「この年になるとやっぱり昔ほど動かないですよねえ」、「運動しないからポッチャリしてきてるんですよねえ」と思われている場合も少なくないのものです。

子宮蓄膿症(♀)は避妊していない6歳以上の女の子によくみられ、放置すると死亡率の高い病気です。発情(生理)後に、水をよく飲む、元気が無い、食欲が無い、お腹が膨らんできたなどの症状が見られる場合は注意が必要です。特に、飲水量に注意して下さい。
前立腺肥大(♂)は去勢していない6歳以上の男の子にみられるもので、排尿障害を引き起こす場合があります。
いずれの病気も避妊・去勢手術により防ぐことが可能です。

ヒトに痴呆(現在では認知症と呼ばれる)があるように、犬にも痴呆というものがあり、その症状には下記のようなものがあります。
□夜中に意味もなく単調な声で鳴き出し、止めても鳴きやまない。
□歩行は前にのみとぼとぼ歩き、円を描くように歩く(旋回運動)。
□狭い所に入りたがり、自分で後退できないで鳴く。
□飼い主も自分の名前も分からなくなり、何事にも無反応になってくる。
□よく寝て、よく食べて、下痢もせず、痩せてくる。

すべての飼い主さんが愛犬・愛猫に一日でも長く"健康"でいて欲しいと願っていると思います。シニア期の治療において重要なことは、『ヘルススパン(健康寿命)』をより長くすることです。ヘルススパン(健康寿命)とは、それぞれの動物たちが介護の必要もなく、痛みや不快もなく、幸せに暮らせる期間のことを指しています。

もちろん、「寿命=健康寿命」のようにすることがBESTで、その両方を延ばす事ができれば言うことはありません。ただし、場合によっては単にライフスパン(寿命)を延ばすこと以上にヘルススパン(健康寿命)を延ばすことの方が重要な場合があると考えています。

寿命から健康寿命を差し引いた期間、おそらくこの時期には少なからず飼い主さんの助け・補助が必要になってくる期間です。
食事の管理や排便排尿の管理、運動の補助、もし寝たきりになった場合は床ずれ(ジョクソウといいます)に注意する必要がありますし、視力・聴力が極度に低下している場合は、ゆっくりと一定の順番で触ってあげるなど、その子にあったケアが必要になります。
"もう歳だからしょうがない"ではなく、"歳だからこそ"残された生活をどれだけ充実させてあげられるかを考えてあげて下さい。
動物を最期まで責任を持って看取るということは、肉体的、精神的、そして経済的にもとても大変なことだと思います。しかし、それができるのはやはり今までずっと一緒にいた飼い主さんしかいないのです。
当院では、そんな大変な時期にサポートできるように、自宅へのお迎え・病院での一時お預かり・往診(自宅での治療)などを行っています。