予防/皮膚疾患

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ノミ・マダニ予防はいらない?【前編】

こんにちは!看護師の和泉です。

 

寒い日が続いていますが、皆さん体調を崩されたりはしていませんか?
こんなに寒いと、虫たちもまだまだ活動していないだろうと思ってしまいますよね!
私は虫がとても苦手です…なので、冬の虫を見ない季節は虫に怯えずにすむので、すごくホッとします(笑)
 
でも実は、ノミやマダニは暖かい季節だけではなく寒い冬でも、わんちゃんやねこちゃんの身体に寄生することがあるって知っていますか!?
今日は冬のノミ・マダニ予防についてお話したいと思います!
 
 
ノミやマダニって?寄生するとどうなるの?どうして予防が必要なの?ということを、前編ノミ予防、後編マダニ予防とに分けてお話をしていきたいと思います!
※ノミや寄生虫などの実物の写真が出てきますので、ご注意下さいね!私も本当は見るのが怖いです…(笑)
 
 
《ノミって何?》
ノミとは体長9mm〜1mm以下の小さな昆虫で、成虫になると体表に棲み吸血して生活をします。
わんちゃん、ねこちゃんだけでなく人間にも寄生して吸血をしてしまいます。
後ろ脚が発達していて高い脚力を持ち、なんと60倍もの高さ、100倍もの距離を跳ぶことができるそうです!
とても小さい身体ですが、色々な所へ跳び移る力があるんですね!
 
 
 
《ノミがつくとどうなるの?》
ノミが体表に寄生、吸血することで様々な症状を引き起こしてしまいます。
 
1.ノミ刺咬症
ノミが寄生して刺されることによる物理的な刺激や、唾液などの化学的な刺激により、痒みを引き起こします。また痒みにより強く引っ掻くことで、二次感染を起こしたり、痒みからのストレスで脱毛してしまうこともあります。
 
わんちゃんやねこちゃんだけではなく、人間も吸血されると同じようにアレルギー反応を起こし、強い痒みが生じて紅斑や水疱ができてしまうこともあります。
 
 
 
2.ノミアレルギー性皮膚炎
ノミが寄生して刺され、吸血時に注入される唾液がアレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こし強い痒みを生じてしまいます。
この痒みに耐えられず、自分で身体を引っ搔いたり、噛んでしまうと症状が悪化し、化膿性の皮膚炎に進行してしまうこともあります。
 
酷くなるとわんちゃんでは尻尾の付け根から背中にかけての脱毛、ねこちゃんでは首の後ろから背中にかけての脱毛が見られることもあります。
 
 
3.瓜実条虫症
わんちゃんやねこちゃんがグルーミングをして身体を舐める際に、ノミを食べてしまい身体の中へ入り込んでしまいます。
ノミの体内に寄生している瓜実条虫の幼虫に感染されてしまうことで、わんちゃんやねこちゃんの体内で成虫となった際に下痢を引き起こすことがあります。
 
下痢を起こさず無症状の場合もありますが、腸管内で切り離された成虫の体の一部が便に出る際に痒みが生じ、肛門周囲を気にしてしまうことがあります。
排泄された虫の一部は伸縮運動をするので、人間にとってはとても不快感があります。
時間が経つと排泄された虫は死んでしまい、小さく縮み米粒のような形になります。
 
 
この瓜実条虫はわんちゃんやねこちゃんだけでなく、じゅうたんなどでノミをつぶした際に手に付着して、誤って食べてしまうことで人間にも感染してしまうこともあります。
 
(白いのが虫の一部です)
 
4.猫ひっかき病
ノミが媒介するバルトネラ菌が、ねこちゃんの爪や口腔内を経由して、引っ掻かれたり咬まれたりすることで感染してしまう人間の病気です。
リンパ節の腫れや発熱を引き起こします。
 
 
5.ノミの大量寄生・吸血による貧血
6.毛ヅヤの消失
 
…などなど、このような様々な症状を引き起こしてしまうノミは、どのように予防すべきなのでしょうか?
 
 
《ノミ予防の方法・必要性》
『夏の間はやるけど、冬は見ないから』『散歩もしないし、外に出ないから大丈夫』『今まで1度もノミなんて見たことない』『シャンプーこまめにしてあげてるし』という話を聞くことがあります。
 
確かに、実際にノミが身体を走っていることはまれかもしれません。
ですが、『便から虫が出てきた』『ノミの卵のような、米粒みたいなのが落ちてた』というように、ノミの成虫ではなく、瓜実条虫が出たと言って来られる方は意外にも結構いるんです!
 
そして同時に多いのが、ノミのフンがついてしまってることです。
特にノラ猫さんや外飼いのわんちゃん、ねこちゃんに多いです。
 
 
わんちゃんやねこちゃんの身体に、黒いつぶつぶとしてついています。
ただの皮膚の汚れかな?と思った時に確かめる方法があります。
ノミのフンは濡れたティッシュに落とすと、ティッシュが赤く染まります。
 
 
ノミのフンがあるということは、ノミがいるということ!
つまりノミは私たちの環境中に、簡単に存在することができるんです。
ノミは動物の振動や体温、二酸化炭素に反応して寄生します。
動物さんがいるお家は、ノミが棲みつきやすくなるのです。
実はノミの成虫が5匹いると、その環境中にノミの卵やサナギ、幼虫は95匹もいると言われています。
 
 
ノミの雌は体表に寄生すると、48時間以内に30個〜多くて50個もの卵を産み落とします。
また、ノミは13℃以上でライフサイクルを作れてしまいます。
寒い冬でも室内はポカポカと暖かく、ノミにとっては楽園なのです!
ライフサイクルは知らないうちに、どんどんできあがってしまいます。 
 
 
病院にもノミをつけたわんちゃん、ねこちゃんが来ることがあります。
きちんと駆除、予防をしてあげることで防げる病気がたくさんあります。
私たち人間も、わんちゃんやねこちゃんと快適に過ごしたいですよね!
 
このようなノミの寄生、怖い病気を防ぐために、毎月1回の予防をしてあげましょう。
寒い冬も含め、1年中の予防が必要です。
当院ではスポットタイプやおやつタイプの予防薬があります。
市販の予防薬だと効果が弱く、きちんと駆除や予防が出来ないこともありますので、是非一度ご相談くださいねo(^▽^)o
 
次回は後編のマダニの予防について、お話したいと思います!*(^o^)/*
 
 
 
看護師 和泉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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