雑学・豆知識/緊急事態

雑学・豆知識/緊急事態

あけましておめでとうございますo(^▽^)o

2016年になりました!時が経つのはとてもあっという間ですね。
お正月真っ只中ですが、みなさんわんちゃんねこちゃんと楽しい時間過ごされていますか?
 
 
さて、寒さもぐっと強まってきましたがお鍋がとても美味しい季節ですよね!
わたしは夏の暑さが苦手なので冬がとても大好きです。寒い冬のお鍋は本当に美味しいですよね!
 
お鍋にはみなさん何を入れますか?
わたしは白菜、椎茸、えのき、人参、ネギ、豆腐、豚肉…などなど具沢山なお鍋が好きです。お鍋の種類は水炊きがあっさりしていて好きです
 
 
年明けにはご家族での集まりなど賑やかになることも多いかと思いますが、美味しいもので溢れるお家には実は、わんちゃんねこちゃんにとって危ない食べ物もあるのを、みなさん知っていますか?
 
お鍋にも入れるネギをはじめ、タマネギ、ニンニク、ニラ、チョコレート、ぶどう、生のイカ・タコなど、たくさんの与えてはいけない食べ物があるんです。
 
今回はその中でも【ネギ中毒】についてお話したいと思います。
 
 
 
昨年、ネギを食べてしまったチワワさんが病院に来られたことがありました。
落ちてしまったネギを飼い主さまが目を離した隙に、食べてしまったとのこと。
 
幸いそのチワワさんは、飼い主さまが食べたことにすぐに気づいて病院に連れて来てくださったおかげで、催吐処置をしネギを吐かせてあげることができました。
 
血液検査でも内臓に異常もなく、毒素を吸着するお薬を処方し、無事にお家に帰って行きました。
 
時間が経ちすぎてしまうと、食べ物が消化され腸に流れて行きます。腸に流れてしまうと吐かせてあげることができません。
すぐに病院に連れて来てくださったことで早急な処置が出来ました。
 
 
ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラはわんちゃんやねこちゃんにとって中毒性のある食べ物です
 
ネギ類に含まれる成分が赤血球を破壊して貧血を起こし、それに伴い頻脈、呼吸困難、衰弱、粘膜蒼白となったり、下痢や嘔吐、血尿や血便を起こすことがあります。貧血を起こすことで肝臓や腎臓にも負担がかかり、機能が低下してしまいます。
 
食べたことがわかってからすぐに適切な処置をとらなければ、このような症状が出てからの治療では手遅れになることもある、とても怖い病気です。
 
 
ネギやタマネギの中毒を起こす成分は、ハンバーグ、シュウマイなどの加工品はもちろん煮汁、スープ、味噌汁などの液体でも溶け出しており、その成分は加熱しても変化せずほんの少量の摂取でも大事に至ることもあります。
 
 
拾い食いだけではなく、人間が与えるごはんの中にも実は危険なものがたくさんあるんですね。
 
大切な家族の健康を守るためにも可愛いおねだりには負けず、与えないようにして下さいね!
お正月などの時期にはわんちゃんねこちゃんの誤食をよく耳にしますので、食材や残飯などの管理にもお気をつけ下さい!
 
 
また、ネギ以外にも与えてはいけない食べ物については今後、お話したいと思います
 
2016年も動物さんの健康を見守っていけるように頑張ってまいりますので、かもがわ動物クリニックをどうぞよろしくお願い致します*(^o^)/*
 
 
 
看護師  和泉