日常ケアについて/雑学・豆知識/当院の患者さんたち/泌尿生殖器疾患/検査

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採尿名人になろう!

 

前回、獣医師梶村から
尿検査の大切さについてお話がありましたが、では実際に尿検査をしましょう!
っとなった場合、どのような方法で採尿すれば良いかを

今日は看護師岡本がご紹介させていただきます

 

主に方法はパターンあり、
1つ目は排尿中に採る方法
2つ目は排尿した後に採る方法です。

 

当院では尿検査の際にウロキャッチャーとゆう採尿キットか採尿用シリンジをお渡ししています。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

左:採尿用シリンジ
右:ウロキャッチャー
 
これを採尿の際に使用していただき、排尿中の採尿であれば
尿をしている際にウロキャッチャーを下の写真ようにして尿をキャッチ
ウロキャッチャーのスポンジ部分に尿を染み込ませていただき、入っていた袋に戻して完了です!

 


拡大


この際、ウロキャッチャーではなく

キレイなものであれば紙コップやお玉などでも大丈夫です
子供の尿検査を思い出していただければ幸いです(笑)

ポイントは体や地面にくっつけないようにすることです!
小さなのわんちゃんなどはお尻がかなり地面にに近い態勢で

尿をする事も多いとかと思います。

その際地面に、スポンジ部分がついてしまうと

尿にゴミや菌がついてしまう事があり検査結果に影響してしまう事があるからです。

 
2つ目は
普段、ペットシートでしてくれるわんちゃんであれば
いつもお使いのペットシートを裏返しに設置していただき

その上にした尿をウロキャッチャーに染み込ませるかシリンジで吸ってもらう方法です!

こちらの方が容易ですが
うんち後のおトイレにペットシートを設置すると尿がうんちと混混ざって細菌が入ってしまう場合があります!
ここも要注意ですね
トイレではキレイに拭いてあげた後の採尿がベストです。
さらに尿は早朝尿が望ましいです

 

2パターン説明しましたが
ねこちゃんは特に採尿が難しいです。
ウロキャッチャーやシリンジを持って待ち構えていると

警戒して尿をしてくれなくなってしまったり、逆にストレスを与えてしまう場合もあります。

 

最近では尿を通す吸収しない猫砂や、
吸収した後、絞ることができる特殊なペットシートなども販売されています。
 
たかが尿検査ですが、されど尿検査です
早い段階での病気の発見につながります!
ねこちゃんは特に腎臓病が多く
腎臓病の発見には尿検査はとても重要な検査です。

その為に以上のようなトイレを思いきって設置するのも1つの手ですね



 

まだまだ寒いにゃ。。。

寒い季節は結石が出来やすい時期です!

尿が出なくなってからでは命に関わる事があります!
定期的な尿検査をオススメします

今回ご協力してくださったわんちゃん


写真ゆ

ミニチュアナシュナウザーのシュナちゃんです!
 
定期的な尿検査(クリックできます!)をしてくれています
 

 

最後に採尿が難しい場合
院内でも採尿できる場合がありますのでお気軽にお申し付けください
 

看護師 岡本