日常ケアについて/今日のわんにゃんこ/雑学・豆知識/予防

日常ケアについて/今日のわんにゃんこ/雑学・豆知識/予防

肛門腺ってなーに?

こんにちは!もう8月です…

みなさん暑さに負けてはいませんか!

外を歩くと汗ばむ毎日です。
動物さんたちもお散歩気をつけたいですね

題名通り肛門腺って何かご存知ですか?

当院に来られている方は知っている方が多くて

勉強熱心ですばらしいなっと関心しております。

肛門腺
とは

犬のお尻にある分泌器官です。

 
 

例えるならば、スカンクは危険を感じたり敵に教われたりすると

悪臭のする液体を噴出して撃退するもの。

それが肛門の両脇にある肛門嚢(こうもんのう)の中にある分泌液のニオイです!

分泌液の色 茶色黄色っぽい色
液体だったり個体が混ざったり様々な分泌液があります。


 

※動物によって個体差があります。

※臭いも様々です。

 

肛門腺の分泌液が溜まると何がいけないのか?

肛門嚢炎になったり

肛門が破裂します。

肛門嚢炎はうまく出せなくなった分泌液が肛門嚢にたまり

放置された結果、細菌たちが炎症を起こすことです。

そのためには分泌液を出してあげることが大切ですよね!

ワンちゃんネコちゃんがお尻をこすって歩く

お尻歩きをしたら

溜まっている証拠なんです!
 
病院に来てくれた
カンタちゃんに肛門線の
ご協力お願い致しました。
 
 
\任せてよ/

では、肛門線絞りのお勉強です!

まず肛門線絞りをするときは、立たせてあげます。 

 

 
ティッシュを用意して
親指を時計の8時、人差し指を4時の方向にセットして

ぐっと押し出す感じでしぼります。

 

 
このときに大切なのは
尻尾をあげることです。
上げないと肛門線の分泌液部分が
ぷくっとでてきてくれないからです。
 
なので絞る際は尻尾を上げてから
絞ってあげましょう。
 

 肛門線しぼりは大切です。

たまりやすい子は1ヶ月に1回
肛門線しぼりをオススメします。
 
破裂してからだと動物は痛くて
触らせてくれないこともありますので
日々の健康チェックが大切です
 
ご協力ありがとうございました
 


 
看護師 水野