日常ケアについて/予防
予防薬の通年投与はじめてみませんか?
看護師の榎本です

明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します。
早速ですが、今回は予防のお話です

フィラリア予防の期間は地域によって異なりますが、京都市ではフィラリア予防は5月から12月までとなっています

しかし、当院ではフィラリア、ノミ、マダニ全ての予防ができる予防薬が出たことや温暖化の影響で意外と蚊が長生きしてることをうけて、最近では当院の患者さんの半分以上の方が通年投与されています

春の段階では、「通年投与はもう少し考えたい!とりあえず12月まで!」という方もたくさんいらっしゃいました

ではここでもう一度、フィラリア予防を通年行うことによってどんなメリットがあるのかお知らせします

まずは①フィラリア症をしっかりと予防することができます!
フィラリア症はフィラリアという糸状の虫が体内で成長していき、成虫になると心臓や肺動脈に寄生することで血液の流れを妨げられ、死に至ることもある病気です。また治療にも危険や負担が伴います。

ねこちゃんの場合は特に心臓が小さいため、少しのフィラリアで命に危険がおよびます。
こんなにも恐ろしい病気が月に1回の投薬でしっかり予防することができます

②お腹の虫の定期駆虫することができます!
フィラリア予防薬には内部寄生虫(お腹の中の虫)の駆虫薬も含まれているので、気付かないうちに寄生していたお腹の虫の定期駆虫することができます
フィラリア予防薬には内部寄生虫(お腹の中の虫)の駆虫薬も含まれているので、気付かないうちに寄生していたお腹の虫の定期駆虫することができます

内部寄生虫がいることで下痢や嘔吐や食欲不振、血便などが起こります

③飲み忘れを防ぐことができます!
5月から12月はフィラリアとノミ、ダニ予防で、1月から4月まではノミ、ダニの予防にしていると、『なにのお薬をいつまで飲んでいたのか分からなくなる
』というお話をよくお聞きします!
通年投与にすることで分かりやすくなり、飲み忘れを防げます

通年投与にすることで分かりやすくなり、飲み忘れを防げます

フィラリア予防を通年行うことによって、費用は少しかかってきてしまいますが、これらのメリットがあります

12月、1月でさらに通年投与に移行される方が増えてきました!
予防薬がなくなるこの機会にぜひご検討ください
予防薬がなくなるこの機会にぜひご検討ください

予防薬の通年投与について何か疑問
や相談などがあれば、遠慮なくお聞きください
たくさんお話して疑問や悩みをすっきりさせましょう


たくさんお話して疑問や悩みをすっきりさせましょう

看護師 榎本