日常ケアについて/高齢
お年を召したわんちゃんねこちゃんへ
看護師の中村です!
先月実家のわんこ、サリーが16歳になりいろいろなことに介助が必要になってきました…。
嗅覚が1番最後まで残ると言われてはいますが、だんだん衰えるのは抑えられません…。
聴力・視力が衰えているとなおさらごはんが目の前にあることに気づかないこともあります。
そういう場合は気づくまで根気よく待つことも大事ですが、きっかけを作ってあげるとそれを機にスムーズに食べ始めてくれることも多々あります


その"きっかけ"ですが…
○ごはんを温めて匂いを出す
人肌程度にレンジでチンするだけでも、冷蔵・常温のときよりも匂いが増すのでそれで気づいてくれることも
○ごはんを鼻につける
ごはんを鼻につけることで、舌をペロッと出します。その時にごはんが舌につくことで気づいてくれます
○お口の中にごはんを入れる
噛んでしまう子にはなかなか難しいとは思いますし、手であげるのが怖い場合はスプーンや針の付いてない注射器など、道具を使ってお口の中に少しずつごはんを入れてみることも1つの手です。
お互いに無理せず、怪我のないように様子を見ながらあげてあげてください



お水の場合も同様の形でできますが、舌の動きや飲み込む力が衰えていることもあるので湿らせたコットンでお口を湿らすような形で少しずつあげることによって誤嚥を防ぎながらきっかけを作ることができます


ただし体のどこかに痛みや異常があって食欲が落ちていることもあるので、食欲が落ちてきたな…と思った時はまず病院に来て頂いて体に異常がないかどうか診させて頂けたらと思います!
食事編はまだ次回に続きます


看護師 中村