日常ケアについて

日常ケアについて

どのくらいの頻度で体重測定していますか?

 
こんにちは、看護師の岡本です。
 
皆さんはどのくらいのペースで
愛犬、愛猫の体重測定をしていますか
? 
 
 
私はなんと1週間に1度ガンバの体重を測っています!
 
 
一応、ダイエット中なので…小まめに測定しています
 
子猫を飼っている吉田先生は
カプリくんの体重を毎日測っています
これは子猫の場合、毎日凄い勢いで体重が増えていくはずなので

その成長と体調の確認ですね

 
また、毎月予防薬と体重測定に来て下さる方は多いと思いますが、
その場合は月に1度ですね 
 
 
……このように、
 
 
体重測定は人それぞれ頻度が違うと思います。
 
では、どのくらいの頻度が良いのでしょうか
 
 
まず、
 
●体重測定はなぜした方が良いのでしょうか?
 
急激な体重の増減は
体の中で何か問題が起きている可能性があります。
増えすぎも減りすぎも
体に良くないのはご存知だと思いますが
人と比べ身体の小さなわんちゃんねこちゃんは
少しの体重増減だとしても、
人に換算するととてつもない体重になっている事があります
 

例えば

わんちゃんの体重が一週で5kg→5.5kgになったとします。500gの増加ですね。 

 

私たち人間からすると

ちょっと最近食べ過ぎたかな~
でも、まだ大丈夫~という感じですが…
 
これを人間の体重で同じ割合で
増えたと換算すると…

50kg→55kgとなり 5kgの増加です。

かなりの増加ということがわかると思います
 

 
 
ほんの少しの体重増加・減少が
実は、ほんの少しではないことに気づいてあげてください 
 
 
★健康な状態の体重を普段から把握するだけで、体重の増減で病気の早期発見や病気の予防などに繋がります!
 
 
 
●体重が増えてしまうと?
 
心臓病や高血圧、皮膚病、ガンなど本当に色々な病気にかかりやすくなります!
良い事はないですね
 
 
●体重が減る事は?
 
ダイエットをしている場合以外で体重の減少が見られると
命に関わるような病気が愛するわが子の身体を蝕んでいる場合もあります。
 
ここで本題の
●体重測定はどのくらいの頻度でしたらいいの?
 
健康なわんちゃんねこちゃんであっても

最低、月に1回は測定してあげてください 

理想は毎日ですが、現実的に難しいと思います。

可能であるのなら、自宅でもいいので1週間に一度がオススメです

 

 
●我が子の理想体重は?
 
まず、体型のチェックをしてみましょう!

病院ではBCSいう表を使用し評価していきます。

下の表がBCSと言うボディコンディションスコアになります。

ねこちゃんの画像ですが、
犬猫ほぼ同じなので、参考にして下さい

 

 
ヒルズから引用

BCSとはわんちゃんねこちゃんの為の体型表で

5段階評価で表されています。
体型がBCS3、
つまり5段階評価の真ん中の体型となれば理想的です
 
BCS3の基準は
●過剰な脂肪の蓄積がなく肋骨が触れる
●上から見てくびれがある
●横から見てお腹のつりあがりがある
 
お家のわんちゃんねこちゃんでも照らし合わせてみてください 
BCS4からは肥満です
 
 
●体重測定においての注意点⚠️
 
① 1週間に1度の測定がオススメ

    最低でも月に1度 測定してあげてください

 

②同じ時間での測定
排泄や食事、運動などにより

体重の変動が1日の中ででも起こってしまうので

測定はだいたい同じ時間帯での測定をオススメします

 

 

③10gまで測れる体重計にしよう!

先ほどもお話しましたが人に比べると

とても小さなわんちゃんねこちゃんは

少しの体重増減も換算するとすごい量なこともあるので

細かい数字まで測定できる体重計での測定をオススメします
 

 
④必ず静止して測る
 
病院でも起こってしまうのですが、
台の上などに乗ると
わんちゃんねこちゃんは落ち着かず
バタバタと動いてしまうことが多いです。
ですがそうなると
その動きにより、かなり体重が変動するので

台の上ではマテをできるようにしておくと行いやすいです! 

また動いて測定できない子は

抱っこでの測定をオススメします

 

我が子の体重=抱っこでの体重ー抱っこした人の体重

というふうに体重が簡単に測定できます
 

 
 

ちなみに私は、お風呂に入る前に

上の絵のようにガンバくんを抱っこでの測定で毎日はかり 

ついでに自分の体重もチェックもしています

一緒に測定すると自分の体調管理のもなるので 一石二鳥です
 

抱っこが苦手な子は上の絵の右のように

カゴ、ケージなどの重さを測定しておき、それに入れて測定も◎です!
きちんと体重管理をして、
寒い冬をみんなで元気に過ごしましょう
 

看護師:岡本