外鼻孔狭窄症

病態
外鼻孔狭窄症とは、鼻の孔が生まれつき狭いことにより呼吸器症状がでる病気です。「短頭種気道症候群」の一種で、短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、シーズー、ペルシャ、ヒマラヤン、スコティッシュフォールドなど)にみられます。空気の入り口が狭く、息を吸う時に圧力がかかるため、他の咽喉頭部の疾患(軟口蓋過長や喉頭小嚢外反など)を併発していることもあります。
症状
運動時や興奮時のいびき音が特徴的です。鼻汁やくしゃみがでることもあります。さらに、重度の場合には低酸素血症を伴う場合もあります。
診断
症状、品種、顔貌から診断します。さらに併発疾患の確認のため、レントゲン検査や、鎮静や全身麻酔下での喉の視診を行います。
治療
外科的治療と内科的治療があります。
〇外科的治療
最も有効な方法は、狭窄部の外科的切除(鼻の孔を広げる手術)です。ただし、他の咽喉頭部の病変がある場合、これだけでは症状が改善しない可能性があるため、他の疾患に対する治療も必要です。
〇内科的治療
状況に応じて以下の治療を行います。
① 酸素吸引(低酸素血症がみられる場合)
② 炎症止め(粘膜の炎症や浮腫を軽減させる)
③ 鎮静薬(興奮を抑える)
④ 冷却(興奮による高体温を伴う場合)
⑤ 体重管理
⑥ 運動制限
気になる症状がある場合、獣医師にご相談ください。

