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脾臓腫瘍(血管肉腫初期)<手術画像あり閲覧注意>

院長の萩森です。

今回は脾臓の腫瘍についてのお話です。

脾臓の腫瘍というのは、日常の健康診断や診察での『腹部エコー検査』でよく見つかる腫瘍です。症状が出にくい腫瘍の一つでもあり、そのため発見が遅れると重症化してしまいます。

脾臓の腫瘍には『3分の2ルール』というものがあり、脾臓にしこりが見つかったらその3分の2は腫瘍、そのうち3分の2は悪性腫瘍、そのうち3分の2は血管肉腫というものです。血管肉腫は予後不良の悪性腫瘍と言われています。


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(※最近の日本だけのデータでは、『2分の1ルール』というほうが正しいようです。)

さて、今回は小さな身体で大きな手術を乗り越えた、勇敢なダックスの男の子をご紹介します。

この子は、レントゲンと腹部エコー検査で脾臓の腫瘍を疑う所見がみられました。


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高齢であるため、十分な麻酔計画を立て、麻薬を用いたペインコントロールを施しながらの手術を行うことになりました。

<これ以降は手術中の写真が続きますので苦手な方はご注意ください!>

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開腹してみると、すでに脾臓は一部破裂し出血していました。




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急いで、ソノサージ(超音波メス)で脾臓を摘出しました。こういう場面でソノサージの威力は発揮します。この機械のおかげで、脾臓摘出まで数分です。


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摘出した腫瘍です。

その後、腹腔内臓器全体を精査し、必要な部分の生検をおこない、閉腹としました。

病理検査に出した結果、脾臓は血管肉腫の初期病変でした。

(また、血管肉腫については別の記事を書きますので、そちらを参考にしてください)

実はこの子、同時に会陰ヘルニアもありそちらの手術にも頑張って乗り越えてくれました。

会陰ヘルニアの手術については、次回に書かせていただきます。

院長 萩森

 

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