日常ケアについて/しつけ

日常ケアについて/しつけ

キャー、泥棒!!

こんにちは、看護師の岡本です
わんちゃんねこちゃんを
飼われている方で
お仕事、お買い物など外出先から
帰宅された際に
家の中がひっちゃかめっちゃかになり、
『キャー、泥棒!』『え?空き巣!?』
となられた方はいらっしゃいませんか?
空き巣かと思い、部屋の中を見渡すと、、、
なんと犯人は・・・
愛犬!愛猫!




えー!まさかっ!?

何でーーー!?
と、思われた方も少なくないと思います
今日はお利口にお留守番していると思っていたわんちゃんねこちゃんが
上手にお留守番を出来ない、もしくは出来なくなった理由についてお話したいと思います!
まず、飼い主さんがいない時に
お家の中を荒らしてしまうと言う行為は
『不安』からくる場合が多いです。
不安因子はたくさんありますが、
中でも分離不安から来ていることが多いです。

Q 分離不安とは?

大好きな飼い主さんと離れ離れになったことで不安になってしまい落ち着かない事です。
その結果、自分落ち着かせる為であったり、飼い主さんが帰ってきた時に構ってもらえるように
お家の中を荒らしてしまうという行為にはしってしまう子が多いです。
また、お手てをずっと舐めていたり
お腹が緩くなり下痢をしてしまったり
食糞なども分離不安からきていることが多いです。
他にもお腹が減っているがご飯が無かったり、遊んで欲しかったり、
いつものお家の音や雰囲気ではないなど、不安になる要素は色々あるようです。


Q
この場合上手にお留守番が出来るようになるにはどうしたらよいのでしょうか?




A




・人と離れひとりで過ごす時間を増やす
・ひとりでお留守番する事をいい事と教える
・ストレスが堪らないように一緒にいる時は思いっきり遊んであげる。
・幼犬・幼猫のときから色んな刺激を体験させ
ひとりでいることも経験させておく
これが出来ると落ち着いてお家でお留守番出来るようになります!
ポイントとしては
お留守番後におやつやご飯をあげたり
散歩に行ったりし、お留守番出来るといい事が待っていると言うことを伝えましょう


〈お留守番が出来ると他にも利点が!〉

愛犬や愛猫が長期の治療などで
病院に急遽入院しなければならない場合に、お留守番の練習が役立ちます!
分離不安になっている子はお預かりをした後に

飼い主さんと離れてしまったことがショックであったり不安になったりし、
ご飯を食べなくなってしまう子や
ひとりで居ることに慣れていないと
ストレスを感じ寝れない子もいます
入院はただでさえ、普段とは違う環境なので心細くなってしまうと思います!
私も小さい頃、修学旅行などは夜になると寂しくなり
寝付けず、お母さんに電話をかけていました
(笑)
人間とも一緒ですね!
そんな時、この訓練が役立ち
落ち着いて病院でも寝ることが出来ると
しっかり体力を回復することができ、
予定より早く退院できる子もいます!
出来るだけストレスなく、
早くお家に帰ってきて欲しいですよね!
〈お留守番での注意
うちの子はお留守番出来るし大丈夫!
っという場合に一番怖いのが
この季節の熱中症!

























お留守番の間に熱中症になり、

お家に帰宅した頃には愛犬、愛猫が倒れている!!と言う場合も多いです
熱中症は最悪、命を落としてしまうこともある大変、怖い状態です。
・エアコンや扇風機などで温度管理
・カーテンは閉める◎
直射日光で部屋が暑くなってしまうことも
・暖まれる場所も置いておくと◎
(エアコンで温度調節を出来ても、寒がりな子もいるので

一つ冬用のベッドなども置いておく。)
・十分な水分補給ができるように
いろいろな場所に水をおく。

〈お留守番での注意2〉

お留守番の際には誤食を防ぐために
食べてはいけないものや
危険なものは手の届かない場所に片付けてから外出すること◎


以上の事を実行して、

わんちゃんねこちゃん、もちろん私たち人間も楽しく夏を乗り切れたらいいですね