雑学・豆知識/皮膚疾患

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あごニキビってなぁに?

 
こんにちは看護師の岡本です。
 
今日はニキビって、猫ちゃんにも出来るの!?
 
と言う質問についてお答えします
 
 
猫ちゃんにもニキビは、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
できます!
 
 
 
 
 
 
 
中でもよく見かけるのはあごニキビ! 

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この写真は顎にできたニキビの周りを

バリカンで毛を剃り、消毒をしやすくした状態です。

これは人と同じで、あご部分の毛穴に

角質や皮脂の汚れが詰まってしまった状態です!

正式には座瘡(ざそう)と言います。
ニキビが出来るなんて、人間と同じですね
 

私もびっくりしました!

はっきりとは解明されてはいませんが、
なりやすい体質の猫ちゃんがいるみたいなのでその場合は再発注意ですね!⚠️

 

猫ちゃんは特に不快と感じたりはしないそうですが 

ざそうに細菌や真菌が二次感染すると痒みや痛みがでて

爪で掻いてしまうとその際に傷がつき、
ますます悪化してしまう場合があります

症状としては掻いたり床に何度も顎を擦り付けたりします。
掻いているうちに毛が抜けるので脱毛している場合もあります!
 
 
また、皮脂が空気に触れて酸化すると
黒くポツポツしてき、黒ゴマのように見えることもあります。
 
病院ではヒドい場合は皮膚検査を行い、
特に菌などがいなければ、
動物用消毒液を使用してもらい
消毒によりニキビ部位を清潔にしてもらうよにお願いしています。
ヒドい場合は抗生剤などの注射or飲み薬を使用します
 
黒いプツプツはあごニキビのことが多いですが、

ノミの糞や細菌感染があった時の皮膚の状態と近い部分があるので

しっかり診察を受けましょ う
 

 

 


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↑ 治療前の写真です。
炎症が起こっている場所を清潔に保つためにバリカンで毛を剃っています。

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↑ 2週間後の治療中の写真です。 

 

消毒によりこの様に
ニキビ部位が炎症も落ち着いて赤みも引いてきています。

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↑ 治療終了時の写真です。
 すっかり元通りですね 

ハナノスケくん頑張ったね!

今回写真提供してくださったハナノスケくんです

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お鼻の柄がチャームポイントです
診察中もとってもお利口さんです

ご協力ありがとうございました

9月に入り暑さは落ち着きましたが

お昼などはまだまだ暑く
雨が降るとムシ暑い日が続いていますね。
わんちゃんねこちゃんは
人よりも多くの毛に囲まれて
生活をしているので
ムシムシすると皮膚に炎症が起こってしまいます。
 
 
顔を見た時に少し気にかけてみてあげて下さい✨
 
 
トリミングなどで蒸れやすい部分を
この時期だけ短くカットしてあげることも◎です!
 
 

看護師:岡本