本日の一症例

元気がない、ぐったり/毛が抜ける(脱毛)

外科

尾の外傷(壊死)

動物
種類 雑種
性別
年齢 不明
地域 京都市北区
症状/病態 尾の脱毛、元気低下
考えられる病気 外傷、腫瘍、皮膚疾患

3,4日間外に出てから帰ってきたら尾の様子がおかしく元気や食欲も低下したとのことで来院。

 

尾の毛を刈ると所々発赤が認められ皮膚の一部は脱落し壊死している箇所も認められました。

まずは感染があったため抗生剤で感染の制御を行ないましたが壊死の部位は広がっていたため外傷によって尾への血流量の低下が起こり、壊死が進行していると考え断尾手術を実施しました。

 

 

 

 

以下は傷や手術の写真がありますので苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

来院初日の尾の様子

 

一週間後の尾の様子

 

尾の骨を関節で切断した後、皮膚を縫合しました。

 

他の猫との喧嘩、車に轢かれた、ドアに挟まったなど様々な怪我が原因で今回のように尾の壊死が起きてしまうことがあるので家の中はもちろん猫を外に出すときは特に注意するようにしましょう。