本日の一症例

目が赤い(充血)・目やに

眼科(目の病気)/猫科(猫の病気)

眼球摘出術を受けたネコちゃん

動物
種類 雑種
性別 避妊メス
年齢 12歳
地域 京都市左京区
症状/病態 目が赤い、目に傷がある、目が開かない、目ヤニが出る、涙が多い
考えられる病気 角膜潰瘍、角膜穿孔、結膜炎、緑内障、その他

角膜潰瘍から角膜穿孔へ移行してしまった猫ちゃんに、眼球摘出手術を行いました。

 

以下、手術の写真が出てきます。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

手術前、目の周りを毛刈りし消毒した状態です。

黄色の点線のように切開し、眼球を眼瞼や周りの筋肉などと一緒に摘出後、切開部分を縫合します。

 

手術から約2週間後、抜糸が終わった状態がこちらです。

この猫ちゃんは手術したことによって、目の痛みや、涙や目脂による目周りの皮膚炎、毎日の目薬のストレスから解放され、元気いっぱい過ごしてくれています。

 

難治性角膜潰瘍など長期にわたる目の疾患で、既に失明している場合は、眼球摘出を選択したほうが日常のストレスを軽減できる可能性があります。

まずは獣医師にご相談ください。

 

 

 

 

 

診断名