プライベート/内分泌疾患/高齢/検査

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何歳になっても元気★

 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
我が家のガンバくん!
毎日わんぱくに遊んでます
 
 
 
 
 
 
 
 
ねこちゃん
ですが
7歳になるとやはりシニア期に入るので
子猫や1.2歳の時よりは
行動が遅くなったり、毛艶が悪くなったり痩せてきたりと、いろいろ変化していきますが...
 
我が家の猫ちゃんは
何歳になってもすごく元気!
と言うお家はありませんか?
 
 
元気な事はすごく嬉しいことですが
その元気さの中に病気が隠れている事があります
 
例えば...
 
・食欲旺盛なのに痩せている
・下痢や嘔吐をよくする
・水をよく飲む
・皮膚や毛の状態が悪い
・年齢に合わないくらい活発
 
このような症状が見られたら
甲状腺機能亢進症
と言う病気かもしれません!



甲状腺機能亢進症とは
人間にも存在する頸部にある甲状腺が
肥大してしまい、過剰に
甲状腺ホルモンを産生・放出してしまう病気です
 
この甲状腺ホルモンとは普段、

ねこちゃんの代謝、体温、血圧、心拍数

消化器機能など大切な身体機能を調整しているホルモンです。

 
 
この病気は
7歳を境に発症率がグーンと上がります
 
 
早期発見方法は?
定期的な甲状腺ホルモン検査と
家族の方の観察です
 
 
この病気は病院の基本の血液検査などでは診断を確定することが
難しいので最終的な確定診断は
外部の検査機関に出す、外注検査で決まります。
 
 
その検査を定期的に受けて頂くと共に
家族の方の毎日の観察により
始めの方で取り上げた症状などが
見られた場合、病院に来ていただくことで早期発見につながります!
その症状の中には別の病気の可能性も
ありますので、気になられた場合はお気軽にご来院下さいね
 
 
健康診断のポイント
 
小さな時から(元気な時から)
多くの検査を受けましょう!
 
...若いから、元気だからまだ必要無いと思われがちですがねこちゃんが
体調を崩してしまった時、
病気の診断には普段(元気な時)のデーターの数値が大きな助けとなります!
普段から健康状態を把握することが長生きのヒケツです
 
 
② 7歳になったら
甲状腺ホルモン検査を受けよう
 

…今日のブログでお話させていただきましたが

高齢になるとかかりやすい病気です。

ホルモン検査が診断の鍵となりますので、

是非、検査してみてください

 
 
年齢によって
健康診断の頻度を変えましょう
 
...5歳までは年に一回

子猫から5歳くらいでは、先天性の生まれ持った病気や

若いねこちゃんに多い尿石症がなどを

早期発見できることがあります。

 
ねこちゃんの場合、病院が苦手な子が多いので、子猫の頃から定期的に体重測定などで病院に来てもらい、病院になれてもらうことも、将来的に病気で通院しないといけない場合のストレスを軽減できる方法の一つです!
 
...6歳から10歳は年に2回以上

シニアに差し掛かり、甲状腺機能亢進や腫瘍の早期発見につながります 。

歯周病で食欲が落ちてきたりもします。

 
...11歳以上は年に4回以上 
紛れもないシニア期です。
腎臓病やがんなどにかかるリスクが
グーンとあがる時期なので
要注意しましょう
 
 
✳︎回数や年齢などは目安です!
症状がありましたらすぐご来院されることをお勧めします。
 
 
健康管理について病院で相談しましょう!
 
...インターネットなどでは
間違った情報なども出回る世の中です...

是非、お気軽に病院に来ていいただき相談してくだされば、

お家での健康管理を十分にしてくださるだけでも

ねこちゃんが病気にかかるリスクの軽減は十分にできます 

気になる症状は写真や動画に撮って
病院で見せていただけると助かります
 
 
ねこちゃんやわんちゃんは痛みやしんどさを隠す動物です。
気がついた場合には重篤になっている場合もありますので
早めにご来院くださいね
 
私たちにとってねこちゃんわんちゃんは大切なパートナーであり、家族です
その家族と一緒にいられる時間を
少しでも長く元気にと言うのが
私たちの気持ちです 
 
是非、何か変化や疑問などがござましたら気軽に相談してくださいね
   

 

 

看護師:岡本