日常ケアについて/緊急事態
熱中症に気をつけよう①
こんにちは、看護師の水野です
5月に入り少しずつ暑くなってきました
まだ、早い話かもしれませんが
暑くなってくると
動物さんたちにとって
怖いことがあります。
それはなんでしょう?
…熱中症です!
熱中症(熱射病、日射病)に注意です!
熱中症(熱射病、日射病)とは、
蒸し暑い室内や車内でのお留守番
暑さが厳しいなかでの
散歩やお出かけなどが原因です。
急な体温の上昇により
ハァハァと口を開けて
早い呼吸(パンティング)
よだれといった症状がでて
ひどい場合には
呼吸困難や吐血、血便などを起こし、
ときに命に関わることもあります。
また、どんな子がなりやすいか
ご存知でしょうか?
⚫︎短頭種
シーズー、パグ、
ボストン・テリアなどの
短頭種の犬は、体の構造上、
スムーズな呼吸がしにくく
暑いほどさらに悪化するために
熱中症になりやすいです。
⚫︎太っている
肥満気味の動物は
心臓に負担がかかり気味です。
首のまわりの脂肪によって
気管が圧迫されて呼吸機能が低下し
呼吸による体温調節が難しくなるので
熱中症になりやすいです。
⚫︎子犬や老犬
子犬や老犬は、体の生理機能が
未発達であったり
逆に衰えていることが多かったりで
体温調節が上手くできないため
熱中症になりやすいです。
人間は熱中症があると聞きますが
動物にもあります。
次回も熱中症についての続きを
お話させていただきます。
看護師 水野