予防
新しい家族を病気から守ろう!
こんにちは、獣医師の吉田です
最近子猫を拾った方の来院が続きましたので、今日は初めての混合ワクチンについてお話します
混合ワクチンとは?
1本の注射で複数の病気を予防できるワクチンです。
予防できる病気の中には、かかると死亡してしまう可能性のある病気も含まれているので、大切な家族のために接種をお願いします。
いつ?何回打つの?
生まれたばかりのわんちゃん猫ちゃんは、お母さんからもらった「移行抗体」という抗体で病気から体を守っています。
この移行抗体は生後8〜9週齢ほどでなくなってしまうため、その時期に1回目のワクチン接種が必要となります
ワクチン接種は基本的に年に一回なのですが、初めて接種する年だけは、十分に免疫するため3週間おきに2度の追加接種を行いましょう。
次の年からは、その子の生活環境に合わせて種類や頻度を相談しましょう
忘れないよう、このような接種プログラムをお渡しします
何種のワクチンを打てば良い?
わんちゃんでは5種、7種、11種
ねこちゃんでは3種、5種
のワクチンを当院では取り扱っています。
どのワクチンを打つかは、
・お家の中だけで生活する
・お散歩に出る
・ハイキングなどアウトドアに一緒に出かける
・同居動物と暮らす
など、今後どのような生活を送るか考えながら決めましょう。
打つ時の注意点は?
ワクチンを打つ際に必ず覚えておかなければならないこと
それはアレルギーの危険性です
呼吸が止まってしまうような急性のアレルギー(接種後数分から数十分ほど)や、
下痢や嘔吐、お顔の腫れなどの遅れてくるアレルギーが起こることがあります。
これらの症状はワクチン接種後24時間以内に起こることが多いですが、特に数分から1時間は注意して様子を見てもらい、アレルギーが起こったらすぐに病院に来てくださいね
当院では動物に負担の少ないワクチネーションプログラムを目指すため、その子その子に合わせたワクチン接種を提案しています。
詳しくは気軽にご相談ください
獣医師 吉田