病気や予防
2026年(1月〜6月) 健康診断CTの結果まとめ
今回は、2026年1月〜6月までに当院で健康診断目的でCT検査を受けた犬・猫の結果をまとめてみました。
健康診断CTを受けたのはどんな子?
今回集計した症例では、
- 犬:約80%
- 猫:約20%
また年齢については以下のような割合で、7歳以上の患者さんが半数以上を占めていました。

またCT検査は一般的に全身麻酔が必要とされていますが、健康診断では麻酔を用いずに検査を実施することもでき7割の患者さんが無麻酔で検査を実施しています。
実際に発見された異常について

健康診断CTでは、胆泥・胆石や腎臓の嚢胞・石灰化など、症状がなくても比較的よく見つかる異常がありました。これらはすぐに治療が必要になることは多くありませんが、定期的に経過を確認することで病気の早期発見につながります。
また、歯周病、脾臓の小さな結節、尿管結石、肺の小さな結節は、レントゲンや超音波検査だけでは見つけにくいこともあり、CTだからこそ発見できた症例もありました。
健康診断CTは、「病気を見つけるため」だけではなく、今後注意して経過をみるべき変化を知るための検査としても役立っています。
治療が必要になった例
健康診断CTでは、治療や追加検査につながる病気が見つかることもあります。
今回の集計では、頭蓋内腫瘍、甲状腺腫瘍、門脈体循環シャント(PSS)、中耳の異常などが確認されました。これらは早期に発見することで、その後の治療方針を検討する重要なきっかけとなります。
また、CTでは症状が現れる前の悪性腫瘍が見つかることもあり、体の異常を早い段階で見つける有効な検査の一つです。

今回の集計では、経過観察が望ましい異常や治療が必要な病気が見つかることが少なくありませんでした。その中の一部の病気はCTだからこそ発見でき、治療につなげることができました。
健康診断CTは、「病気があるかどうか」を調べるだけではなく、「今後どのように健康を見守っていくか」を考えるための大切な検査です。健康診断CTは一年中実施しておりますので、ご希望の場合はお気軽に当院までご相談ください。

