犬
元気がない、ぐったり/食欲がない
外科
犬の肝膿瘍(尾状葉乳頭突起切除)

| 動物 | 犬 |
|---|---|
| 種類 | トイ・プードル |
| 性別 | 避妊雌 |
| 年齢 | 14歳8ヶ月 |
| 地域 | 滋賀県高島市 |
| 症状/病態 | 元気・食欲の低下、肝臓腫瘤 |
| 考えられる病気 | 様々な病気 |
1ヶ月前に急に倒れて、紹介元病院を受診、肝臓に2cmのしこりが認められ、その後から元気・食欲が改善しないとのことで当院にご紹介いただき来院しました。

当院でのエコー検査でも肝臓にしこりが認められました(赤丸)が、腫瘍の可能性は低く、その他に元気や食欲低下を引き起こす病気が隠れている可能性も考えられたため、CT検査を含めて様々な検査を行いましたが、明らかな病気は見つかりませんでした。
そのため、肝膿瘍を疑い、肝臓に針を刺したところ、細菌が認められたため、肝膿瘍と診断しました。
抗菌薬の使用により元気・食欲は改善傾向にあったものの、肝膿瘍の大きさに変化は認められず、今後破裂する可能性もあったため、ご家族と相談の結果、手術を行うこととしました。
以下、手術時の写真となります。苦手な方はご注意ください。
(写真はご家族のご承諾のもとあげさせていただいております)

お腹を開けて、しこりを確認しました(赤丸)

まずは、肝臓に入る血管(赤矢印)から処理します(左:処理前、右:処理後)。

次に、肝臓から出る血管(青矢印)を処理します(左:処理前、右:処理後)。

摘出後の写真です。

摘出したしこり(赤丸)の一部を破ると膿(赤矢印)が排出されました。
病理診断は肝膿瘍であり、術後の状態も問題なく、術後1週間で退院しました。
今後は新たな部位に発生しないかを紹介元病院にて、定期検診していく予定です。
肝膿瘍は抗生剤でしこりが消失することもありますが、このわんちゃんのように抗生剤でしこりが消失しない場合は、手術が適応となることもあります。
動物病院の先生方へ
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