猫
食欲がない/口が臭い、口を触るのを嫌がる
歯科(歯の病気)/猫科(猫の病気)
猫の歯肉口内炎

| 動物 | 猫 |
|---|---|
| 種類 | MIX |
| 性別 | 避妊雌 |
| 年齢 | 2歳 |
| 地域 | 京都市左京区 |
| 症状/病態 | 歯肉が腫れている、口を気にする、口臭がきつい |
| 考えられる病気 | 歯肉口内炎、腫瘍など |
猫ちゃんの歯肉が腫れており、口を気にしているとのことで来院されました。
他院で抗菌薬やステロイドなどの内科治療を行ったものの改善しなかったそうです。
口周りをなかなか触らせてくれませんでしたが、歯肉の全体的な腫れと口臭が認められました。
治療方針としてインターフェロン製剤による内科治療か、麻酔下での歯科処置を飼い主様に提示し、一度前者を試すことになりました。
治療を始めてから口臭は多少改善したとのことでしたが、歯肉の腫れは変わらず根本の改善には至っていなかったため、後日麻酔下での処置を行いました。
以下術前の写真です。

上下左右共に犬歯より後ろの歯(前臼歯、後臼歯)の歯肉が顕著に腫れています。
軽度ではありましたが炎症部位が歯肉だけではなく一部口腔粘膜にもみられました。
歯石はそこまで付着していないものの重度の炎症と歯槽骨の溶解が認められたため、歯肉口内炎として全臼歯抜歯を行いました。
以下術後の写真です。

抜歯した部分は吸収糸で縫合しています。
歯の大部分がなくなってしまいましたが、術後翌日から普通に食事して、現在も再発なく元気に過ごしてくれています。
今回の臨床症状は不快感と口臭がメインでしたが、進行すると痛みや不快感による食欲低下や流涎、性格の凶暴化など大きな問題となる可能性があります。
猫ちゃんのお口のことでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

