本日の一症例

下痢・軟便

消化器科(腸の病気・肝臓の病気)

コクシジウム症

動物
種類 雑種
性別 避妊済みメス
年齢 1歳
地域 京都市上京区
症状/病態 血便
考えられる病気 寄生虫性腸炎、細菌性腸炎、ウイルス性腸炎、消化管内異物、肛門周囲疾患

診療内容

 

腹部の触診で異物感はなく、肛門周囲に外傷や出血は見られなかった。

元気食欲はあり、フード変更や環境の変化はないとのことだった。

便を採取し顕微鏡で観察したところ、下の写真のようなコクシジウムのオーシスト(虫卵)が多数見られた。

コクシジウム症と診断し、駆虫薬と整腸剤を処方した。

また多頭飼いであったため、同居犬との隔離を指示した。

一週間後の再診時には症状は改善し、便からオーシストは検出されなかった。

 

診断名

コクシジウム症