病気紹介

子宮水腫

子宮水腫とは子宮の分泌液が子宮の中に溜まってしまい拡張する病気です。
避妊手術を行なっていない中高齢の犬や猫で見られることがある病気です。
ホルモンや発情と関係があるといわれていますが詳しい原因は不明です。

症状
膣分泌物、多飲多尿、元気消失、腹囲膨満などが認められることがありますが無症状なとこも多いです。

診断
子宮水腫の診断はレントゲン検査や腹部超音波検査にて行われます。
レントゲン検査では拡張した子宮のシルエットが見られることがあり、腹部超音波検査では子宮内に溜まった液体を確認することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療
基本的には手術による治療が第一選択です。内容としては卵巣、子宮の摘出をおこないます。予防としては避妊手術が重要です。

子宮水腫の状態が続くと感染が起こってしまい、命に関わる病気である子宮蓄膿症に進行する恐れがあるので膣からの分泌物やお腹の張りを見つけたらすぐに病院を受診するようにしましょう。

 

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